些細なことで悪循環にハマってしまった人へ、簡単な対処法
些細なことがきっかけでスムーズに進んでいたことががうまくいかなくなり、焦って色々やってみるがうまくいかなくなる悪循環に陥ってしまうことってありませんか?
ちょっとしたミスだけど上司から怒られ、委縮してしまい、ミスを誘発してしまいストレスいっぱいの状況になってしまう。
そういった方へ、悪循環から抜け出す方法を書いてみました。
簡単ですが、非常に効果的です。
他人にとっては簡単なことでも自分にとってはとっても難しいことありませんか?
私の場合、他人に頼みごとをすること
かなりむつかしいです。
拒否されることを恐れているから、だと思います。
仕事ではマネージャーをしているので、他人に頼みごとをしなければ仕事は進みません。
なので、できるだけ頼みやすい条件を設定して(準備をして)お願いするようします。
他の人から見たら親切な人、って見えるかもしれませんが、自分の目線から見ると
人に頼みごとをすることにすごく抵抗感があるから・・・断られるのが怖いから断られないような条件設定をしているのです。
別に親切でもなんでもありません。
でも他人は親切だと言ってきます。
こうなると、他人が自分に向けてくれる評価と自分が自分自身にする評価にギャップが出てきます。
周りの人が、「あなたは親切な人ね」と言ってくれても、自分はその言葉を受け入れることができません。
だって、自分は断られるのが怖くてやっているのですから・・・
これが続くと、自分自身が自分に対しての信頼残高が減っていくのを感じます。
悪循環に陥っていくのがわかります。
悪循環を善循環に変える方法はないのでしょうか?
悪循環を断ち切り善循環に変えたバスケのプレー
学生の時、バスケットボールにはまっていたころのことです。
バスケットボールは試合の流れというのがあって、何をやってもうまくいく時間帯というのがあります。
反対に、何をやっても裏目に出てしまうという時間帯もあります。
当時一番燃えていたのは、何をやっても裏目に出てしまう状況を断ち切るためのプレーがしたい。そのためにはどうしたらよいのか?でした。
流れを変えようと自分で仕掛けていってそれがうまくはまった瞬間は、「やったー!」と密かにガッツポーズしてました。
私自身、流れをうまく変えるための再現性のある方法が絶対ある、と思ってずっと探していました。
周りで起こっていることに注意を向け続けること
心理学の本やNLPなどを学び、かつ色々試行錯誤をしながらたどり着いたのが、周りで起こっていることを注意深く観察する、ことでした。
なぜ、周りで起こっていることを注意深く観察することが効果があるのか?ですが、それは自分がどこに注意を向けているか?がカギだからです。
流れが悪いときは、自分の頭の中で、何とかしなきゃ、このままではまずい、という言葉が頭の中を駆け巡ってます。
これ、自分に注意を向けている状態です。
流れを変えるためには、この自分に注意を向けている状態から抜け出すことだったんです。
悪循環から抜け出すための方法
自分の周りで起こっていることに注意を向ける
自分の周りで「見えているもの」「聞えてくる音」「触って感じるもの」それぞれに注意を向けていきます。
順番にやっていきましょう。
➀今、目の前に見えるもの一つ決めてじっと見ます。
②今、どんな音がしているか?一つ聞こえる音に意識を向けます。
③今、自分が触れているもの一つに意識を向けます。
➀~③を繰り返します。
私の例です。
➀今、目の前に見えるもの一つ決めてじっと見ます。
壁に貼ってあるカレンダー、がみえたのでじっと見る
②今、どんな音がしているか?一つ聞こえる音に意識を向けます。
隣の家の洗濯機の動く音、が聞こえたのでその音を聞く
③今、自分が触れているもの一つに意識を向けます。
指にキーボードが触れているいる感触、を感じる
➀~③ 今度は別のもので気が付いたものをピックアップします。
これを何度か繰り返します。
これを繰り返してみてください。
何度かやった後の感じはいかがでしょうか?
じっくり味わってみてください。
ゾーンに入って悪循環から抜け絶好調の状態にシフトする
何をやってもうまくいく状態に入れた経験はゾーンに入ること
バスケットを通して、悪循環から抜け出すだけではなく、絶好調の状態にシフトできる方法がある、ということに気が付きました。
それは、ゾーンに入るってことです。
バスケットの試合中に、何をやってもうまくいく状態(ゾーンとかピークパフォーマンスと呼ばれてます)に入って、やることなすことすべてうまくいく、ファインプレーの連続、といった活躍ができることが何度かありました。
このゾーンの状態って、最初は、「あれっ、なんで今日はこんなに調子がいいんだろう」という感じで、うれしいばかりでした。
ただ、何度か経験していると、スイッチが入ったように、普通の状態とは違った状態に入っていくことに気が付くようになりました。
ゾーンへ入る方法は悪循環から抜け出す方法の延長線上にあった
ゾーンへの入り方
➀自分の周りで起こっていることに注意を向ける
自分の周りで「見えているもの」「聞えてくる音」「触って感じるもの」それぞれに注意を向けていきます。
悪循環から抜け出すときの方法と同じです。
②自分の周りで起こっていることに注意を向けた状態で行動する
自分の周りで起こっていること、「見えているもの」「聞えてくる音」「触って感じるもの」に注意を向けた状態を維持し続けます。
「見えているもの」「聞えてくる音」「触って感じるもの」の三つ同時に注意を向け続けます。
【準備】では一つづつでしたが、ここでは三つ同時に注意を向けます。
その状態を維持しながら、ゾーンに入りたい仕事、スポーツ、日常の行動をするのです。
感じるままに行動しながら、さらに周りをよく観察します。うまくいかなくても関係ありません。
【重要】ゾーンには自分の意志では入れません
ここで要注意なのですが、人間は自分の意志ではゾーンには入れないんです。
ゾーンというのは何をやってもうまくいく状態、なので意志の力は通用しません。逆に意志の力を使おうとすると、ゾーンの状態から離れてしまうので、ゾーンには入れないんです。
言い方がむつかしいのですが、ゾーンに入る時の感覚は
自分から入るのではなくて、向こうからやってきてそこに入る、という感覚です。
これを続けていくことができれば、ゾーンに入ることができます。
ゾーンに入ったときに起きる「カチッ」とスイッチが入る感覚をぜひ体感していただければと思ってます。
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