仕事のやり方がわからなくなった時に最初に確認することは?
仕事のやり方が違う?やり方がわからない、改善したいと思ったときに、よくするのが
本屋さんによって仕事のやり方とか思考の整理法についての本を探すことです。
皆さんの中にも同じように行動している方多いと思います。
私自身、かなりの量の本を読んで色々とやってみました。
その時に、盲点になっていたことがあります。
それがマルチタスクとシングルタスクについてです。
シングルタスクとマルチタスクってどういうこと?
ご飯を食べながらTVを見る
歩きながら音楽を聴く
話をしながらメールを見る
これらはマルチタスクです。
複数の行動をすることですね。
食べるときは食べ物に集中して食べる。食べ物の匂い、食感を感じながら食べる
歩くことに集中して、ただ歩く。周りの風景とか自分の体の状態とか歩いている状態に集中して歩く
目の前の人の話だけに集中して聞く
これがシングルタスクです。
一つの行動に集中することです。
マルチタスクをすると時間が短く済む、は嘘だった
私は、マルチタスクをすることが時間を創出すると思ってました。
だって、マルチタスクであれば一度に2つのことができますので、15分のマルチタスクは30分かかることを15分で終えることができる素晴らしいことだ、と思っていました。
シングルタスクで一つずつこなす人を見ていると「あー、もったいない」と思っていました。
でも最近間違っていたことに気付きました。
重要なことに気が付いてなかったんです。
それは、質の問題です。
目の前に、有名なシェフが作ったフランス料理があったとします。
その時あなたはTVを見ながらスマホでメールをチェックしながらフランス料理を食べるでしょうか?
有名なシェフが作ったものではなくて、自分が作ったカップヌードルだったらやりますけど、フランス料理だったら、その料理を味わいたいので食べることに集中すると思います。
見た目を楽しみ、匂いを嗅いでどんな味がするのかと期待しながら、口の中に食べ物を入れてその感触を味わう、でしょう!
その瞬間は食べることに全神経を集中すると思います。
・シングルタスクを選ぶとき、それはその瞬間を十分に味わいたいと思うとき
・マルチタスクを選ぶときは、その瞬間をできるだけ早く終わらせたいと思うとき
これだけの違いがあるように感じました。
ゾーンにもつながるシングルタスクの力
はまっているときはシングルタスクで乗り切る
振り返ってみると
仕事が究極に忙しくなった時にその忙しさから抜け出すための一番の秘訣は、「一つずつ片付けていく」ことでした。
何から手を付けたら良いのかわからなくなると、動けなくなってしまいます。
頭の中はすごく忙しく働きますが、働いているのは頭の中だけです。
実際の行動を起こしているわけではありません。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃといって何とかマルチタスクでこなそうとします。
そうすると、何もできなくなって止まってしまいます。
そんな時、まず最初に手を付けることを決めて、それをしっかりやり始めることに集中する(シングルタスクを選ぶことになります)と行動し始めるので物事が片付いていき始めます。そして、気づけば山積みの仕事がひとつづつ片付いていき、究極の忙しさから解放されるのです。
[ad#ad-1]マルチタスクで乗り切ろうとした時ははまりの兆候かも?
マルチタスクで乗り切ろうとしたときははまりの兆候かもしれませんね。
それに対して、シングルタスクで行こうと決めてとりかかり始めたときは、ゾーンに入れるチャンスの扉が開かれる瞬間でもあります。
ゾーンっていうのは、何をやってもうまくいく瞬間です、目の前のことに深く集中していて自分がやることがことごとくうまくいくような状態のことです。
この状態には入れれば、自分の能力を全開で使えてますから、何をやっても、自分の最大限の力を発揮しています。
なので、自分が十分にやってないとか自分を責める必要がありません。結果が出なかった太としてもその時の自分の最高の力をもって対処したのですから。
むしろ、自分の能力を十分に発揮できたことに自信を強め、自分に対して信頼感がさらに増していくと感じられます。
優先順位がわかっているとシングルタスクはさらにパワーアップ
シングルタスクをすることにした私の場合、次にやる自分の優先順位が分かっているとさらにシングルタスクの力を活かすことができるようになります。
その優先順位も自分の人生にかかわることから発しているのならさらにです。
シングルタスクはゾーンへの入り口 マルチタスクはハマリへの入り口
仕事のやり方が違う?やり方がわからない、改善したいと思ったときに一番大切なこと
マルチタスクで目の前の仕事を片付けてしまいたい、という衝動を抑え、シングルタスクで目の前のことに集中しましょう。
余談ですが、七つの習慣とGTD(GettingThingsDone)というタスク管理の考え方のアプローチの違いが今回のマルチタスクとシングルタスクの関係でよくわかるようになりました。
その話はまた書こうと思います。