バンテージポイント【日常の罠】から抜ける為ネタばれ前に見たい映画 

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短い時間の出来事を複数の視点で振り返る映画バンテージ・ポイント

amazonPrimeで邦画ばっかり見ていました。
面白いのですが、集中的にしている英語の勉強もおろそかになっているところで、洋画を観ようと思い、何気に選んだのがこのバンテージポイントという映画

テロリストの映画なのでアクションメインだと思いながらも観てみました。
映画詳しくないのですが、シガニーウィーバーが出ていたので得した感じという程度で見始めましたが、期待を大きく裏切る素晴らしい内容と構成に大満足でした。

スペインのサラマンカで行われたアメリカ大統領の対テロ演説の現場で大統領が狙撃された事件が起こります。
事件発生から解決までは1時間もかかっていないと思うけど、その時間の中で、たまたま居合わせた現場の目撃者数名の視点から、目撃場面を何回も時間を巻き戻すことによって全体像が見えてくるといった構成。

目撃者の場面の数が増えていくほど、謎が解明されていくというのが非常に面白い視点だと思いました。
点と点がつながってストーリー全体が見えてくる感覚が「aha!体験」を何度も繰り返しているようで気持ちいいです。

複数の視点を持って見るってことが体感できる

視点が違えば、同じ時間を共有していても経験していることが全く違うことがあるというのが体感的にわかります。
結末に至るまでの一つ一つの過程が、空白のピースがひとつづつ埋まっていく・・・自分がそこにいる意味が=生きている意味がだんだん分かってくるような、大げさですが、そんなことが感じ取られた映画です。

観たことない方はぜひ一度!90分だけどあっという間ですよ(笑)

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注意深さが重要!罠にかからない秘訣!

主人公は、以前大統領が狙撃されたときに身を挺して守ったシークレットサービスの人だ。
彼は、事件が起こる前から周りの状況に注意を巡らせて、大統領に危険が迫りそうな兆しに対して全意識を向けているセンサー人間です。

その彼の裏をかくようにテロリストたちは巧妙な罠を仕掛けていて、それが主人公の認識を間違った認識に変えていきます。
ネタばれになるので、具体的には書きませんが・・・そういった事柄が随所に埋め込まれているんです。
そして、視点が別の目撃者の場面が繰り返されることで、その出来事は罠だった、ということが明るみでていきます。

主人公は、周囲の出来事をとにかく注意深く観察することで、罠を見破り、結果として大統領を守ることに成功した。
先回りして犯人を見つけ出し、最後に追い詰めることができました。

【罠から逃れる方法の奥義】今を観察して過去の経験を修正すること

この映画からわかることは、私たちは外で何が起きているのかを正確に認識し続けている時間が長いほど、罠にはまらずに生きていくことができるということです。

会社の同僚に見た目すごく不機嫌そうに見える人がいます。
苦虫をつぶしたような顔をしていて、会議に出席しても、腕組みをして、しかも視線を合わせようとせず、発言もほとんどしません。

私はそういった彼の外見を見て、私に対して怒っているのか?何か文句があるのか? そもそもやる気があるのか? 仕事しているのか?・・といった疑問がすさまじくたくさん頭をよぎります。

最近わかってきました。
自分が思っているように怒ってはいないし文句もない、と・・・・
ただ、私がこれまで観察してきた経験からすると、すごく怒っていると思われる人のボディーランゲージと似ているだけなんだと・・・

なので、私のほうが反応を変える必要があります。この場合は・・・
いつものように反応するのは、この映画の罠にはまるのと一緒なんですね。

自分の思い込みでずいぶん私たちは他人を誤解しているもの。
自分が思いたいように他人を解釈してしまっているのです。
このように思っていれば修正をする余裕が出ます。

絶対!って言ったら罠にはまっている証拠

私は絶対に正しい!
とか言っていると、修正ができませんから罠にはまってしまいます。

今日は、絶対!という言葉は禁句にしようと思いました。

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